1. ドルコスト平均法(DCA)による資産形成の推奨と実績 [1]

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  1. 老後の心配解消策としてのDCA推奨:

    1. 講演者は、皆の老後の心配やお金の心配をなくす方法として、ドルコスト平均法(DCA)による投資を強く推奨している [1]。
    2. 2007年3月に出版された著書『お金は銀行に預けるな』でDCAによる投資について詳しく解説されている [3]。
  2. 実際の投資実績(2007年~2019年):

    1. 2007年に推奨を信じてDCAによる積み立てを行った人々(月々2万円~5万円程度)の資産は、2019年までの約11年半で増加している [5]。
    2. 増えなかった人でも元本の50%から60%増、普通に積み立てた人はお金が倍になっている [5]。
    3. 具体的な増え方のイメージ:
    4. 月々5万円を11年間積み立てた場合、元本は660万円になる [6]。
    5. DCAによる増加イメージは、この660万円が1000万円から1200万円になるようなイメージである [8]。

2. ドルコスト平均法(DCA)のメカニズムと投資対象 [9]

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  1. DCAの基本原則:

    1. DCAとは、月々全く同じ金額だけ投資信託を購入する方法である [9]。
    2. 投資信託の対象は、定期預金などの安全なものではなく、わざと値動きがあるものを選ぶべきである [11]。
  2. 推奨される具体的な投資対象(インデックス):

    1. 世界株式インデックス [12]
    2. 日本株式インデックス(TOPIXなど) [12]
    3. リート(不動産投資信託)インデックス:講演者が特に推奨する投資信託である [13]。
  3. DCAが資産を増やす仕組み:

    1. 安定した増加: 10年間じっと我慢するだけで、少なくとも30%から70%増し、大体の場合は倍近くになる [14]。
    2. 配当による増加(リートの場合):
    3. リートインデックスの場合、月に3%から4%の配当が普通に来る [17]。
    4. 10年間そのまま放置すると、元本に対して30%から40%の配当がそのまま入ってくるため、何もしなくても1.x倍にはなる [18]。
    5. 市場の変動を利用した増加:
    6. DCAの基本は「毎月同じ金額を積み立てる」ことである [24]。
    7. 例えば、毎月2万円を日経平均に投資する場合、高い時はちょっとしか買えず、安い時はたくさん買えるということを繰り返す [25]。
    8. 価格がキング(平均値)の周りをうろちょろしているだけでも、安い時に多く買う効果により、1.5倍から3倍近くに増えてしまう [29]。

3. 市場の変動性とリターンの関係性 [31]

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  1. 価格の変動が少ない場合の収益性の低さ:

    1. 新興国の株式インデックスは、世界株式平均に比べて「すごく良く上がっている」という認識がある [31]。
    2. しかし、新興国インデックスはあまり下がらずに上がり続けているため、低い価格で買える機会がない [36]。
    3. 結果的に、トータルでは1.3倍程度にしか増えず、あまり儲からないことがある [35]。
  2. 価格の変動が大きいことの利点:

    1. 世界株式インデックスは、景気が良くなったり悪くなったりすることで、価格が大きく変動する [37]。
    2. この変動により、安い価格で変える機会がすごく増える [38]。
  3. リート(REIT)の優位性:

    1. 株式の配当が1%から2%程度なのに対し、リートは3%から4%の配当がある [39]。
    2. 配当分が黙っていても再投資される [40]。
    3. リーマンショック後でも、基準価格だけでも十分に儲かるが、さらに配当が積み立てられていくため、大きな違いが生まれる [40]。

4. DCA実践のための具体的ステップと制度活用 [42]

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  1. つみたてNISAの活用:

    1. まだ口座を開設していない人は、つみたてNISAを開くべきである [41]。
    2. つみたてNISAでは、配当(4%など)に対して税金がかからないため、通常の口座よりも増えるスピードが速くなる [43]。
    3. ドルコスト平均法をやっていない人は、まずDCAを検索してやり方を調べることを推奨する [45]。
  2. DCAを始める手順:

    1. 証券口座の開設: カブコム、SBI、楽天などの証券会社で口座を開設する [46]。
    2. 自動引き落とし設定: 銀行口座で給与振込日(15日や25日など)に合わせて、自動で引き落とされるように設定する [48]。
    3. 積立額の決定:
    4. 講演者は、手取り額の1割か2割を推奨している [51]。
    5. その金額がなくなってしまっても生活していけるギリギリの金額をすべてDCAで積み立てる [52]。
    6. これ以外の残りの金額は全部使い切っても問題ない [53]。
    7. 投資信託の選定:
    8. 積立分は、証券会社に移してDCA口座に入れる [54]。
    9. ノーロード(手数料0円)の投資信託を選ぶべきである [54]。
    10. 基本的な原則として、インデックスの投資信託しか買ってはいけない [54]。
    11. 買って良いインデックスは、世界株式、日本株式、世界不動産投資信託(リート)、日本不動産投資信託(リート)である [55]。
    12. 信託報酬(1年間の手数料)が最も良いもので0.2%程度、高くても0.6%から0.7%程度のものを選ぶべきである [56]。
  3. 継続的な積み立ての重要性:

    1. 設定した引き落とし日にひたすら積み立てていけば、不思議なぐらいお金が貯まっていく [58]。

5. 老後不安の解消とDCAの柔軟性 [59]

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  1. 経験の共有推奨:

    1. 実際にDCAを実践し、お金が貯まった人は、コメント欄で体験談を共有すべきである [59]。
    2. 著書『お金は銀行に預けるな』(Kindleで販売中)を合わせて見るとより詳しい内容が確認できる [60]。
  2. 年金不安の解消:

    1. 最近話題の老後2000万円問題について、月々1万5千円程度を積み立てていくだけで、2000万円近く貯まる [62]。
    2. 年金不安を解消するため、今すぐ一刻も早くDCAを始めるべきである [64]。
  3. DCAの柔軟性と流動性:

    1. 引き出し(売却)のタイミング: 基本的に必要な時に引き下ろせば良い [65]。
    2. 引き出しが必要な状況の例:
    3. 病気になった時 [66]
    4. 子どもが大学に入学する時 [66]
    5. 転職活動中などで一時的に収入が下がる時 [66]
    6. 積立と売却の柔軟性:
    7. 積立は500円から可能であり、売却も1500円や1000円など少額で可能である [67]。
    8. 売却指示を出してから1週間経てば銀行口座に戻ってくるため、流動性リスクはそれほど大きくない [67]。
  4. 長期投資による安定性:

    1. DCAは1年や2年の間では上がったり下がったりするが、5年や10年経つと非常に安定し、黒字ばかりになる [68]。
    2. 証券口座を開設し、損益がプラスなのを見て笑うような生活を楽しむことを推奨する [68]。