1. Copilot Studioの概要とコンセプト [7]

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1.1. Copilot Studioのリリースと目的 [7]

  1. Copilot Studioのリリース: Microsoftから「Copilot Studio」がリリースされた [7]。
    1. これは、ChatGPTのカスタムGPT機能とMicrosoft Copilotが合わさったようなサービスである [8]。
    2. 既に利用可能となっており、その使い方や活用方法がレビューされる [10]。
  2. カスタマイズされたCopilotの作成: Copilot Studioを使用することで、企業は完全にカスタマイズされたCopilotを自社向けに作成できる [11]。

1.2. Copilot Studioが解決する課題 [12]

  1. 一般的なAIの限界: 基本的にAIは一般的な答えしか出力できない [12]。
  2. ビジネスにおける具体的な質問への対応: ビジネス利用においては、日々の仕事とAIの機能が紐付いていることが求められる [13]。
    1. 例えば、「今期の予算達成に必要な売上額」や「今期の交通費利用可能額」といった具体的な質問に対応する必要がある [14]。
  3. 企業データへのアクセス: これらの具体的な質問に回答するためには、AIが会社の資料や経理システムにアクセスできる必要がある [15]。
  4. Copilot Studioによる課題解決: Copilot Studioは、このような具体的な質問にAIが回答できるようにするツールである [16]。

1.3. Copilot Studioのコンセプトデモンストレーション [23]

  1. 初期のCopilotの反応: Copilotに「今期、あとどれくらいの予算をかけれますか」と質問すると、「分かりません」と回答される [26]。
    1. これはCopilotが具体的な情報を持っていないためである [29]。
  2. Copilotのカスタマイズ:
    1. Copilot Studioを開くと、プラグイン、Generative AI生成機能、カスタムGPTなど様々な選択肢が表示される [32]。
    2. デモンストレーションでは「Conversational Cards」が選択され、「Expense Budget Summary」というアクションが表示される [35]。
    3. このデータを開くと、ワークフローのようなものが出てくる [37]。
  3. 外部データとの連携:
    1. 「Call Action」ボタンを押すと「SAP Table」が表示される [38]。
      1. SAPはエンタープライズ向けのERPシステムであり、経理データなどを管理している [39]。
    2. 次にOpenAIのGPTが表示され、Microsoft Copilotをリリースする流れが示される [42]。
    3. これにより、SAPのデータやOpenAIと紐付けられ、予算に関する質問に答えられるCopilotが作成される [43]。
  4. カスタマイズ後のCopilotの反応: 再度同じ質問をすると、Copilotは予算に関する質問に対し、具体的な数字を含めて詳しく回答するようになる [44]。
    1. これにより、法人に特化したカスタマイズされたCopilotや生成AIを作成できることが示される [47]。

1.4. Copilot Studioのセキュリティと料金体系 [48]

  1. セキュリティ面での優位性: SAPのような企業データをChatGPTに直接入力することにはセキュリティ上の懸念があるが、Microsoftが運営するCopilotであればセキュリティが担保されており、データも預けやすい [48]。
  2. 料金体系:
    1. Copilot Studioは、Microsoft 365 Copilotの中で無料で利用可能である [53]。
    2. Microsoft 365 Copilotを利用する場合、各プランの月額料金に加えて、1ユーザーにつき月額30ドル(約4,100円)がかかる [55]。
    3. 料金は高めであるが、将来的には料金改定の可能性がある [57]。
    4. 現在は無料で試用できる期間である [59]。

2. Copilot Studioの実際の使用方法と機能 [60]

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2.1. Copilot Studioの主要機能 [60]

  1. シナリオ作成: ExcelデータをPowerPointで資料化し、Teamsに連携するといったワークフローシナリオを作成できる [63]。
  2. チャットボット作成: シナリオ作成の過程でチャットボットを作成することもできる [64]。
  3. 外部ツール連携: 作成したチャットボットをTeams、LINE、Slackなどの社内ツールに連携できる [67]。

2.2. Copilot Studioへのアクセスとログイン [69]

  1. サイトアクセス: Microsoft Copilot Studioのサイトにアクセスする [70]。
  2. 無料トライアル: 現在は無料で試用できる期間であるため、「Try free」を選択する [72]。
  3. アドレス入力: 法人またはMicrosoftで使えるアドレスのみ使用可能であり、個人のOutlookアドレスでは使用できない [74]。
  4. ログイン後の画面: ログインすると、左側に「Copilot」、右側に「モデル」という重要な点が示される [77]。

2.3. AIモデルの活用 [81]

  1. AIモデルの一覧: 「モデル」を選択すると、様々なAIモデルが表示される [81]。
  2. デフォルトのAI機能: デフォルトで設定されているAIモデルが多数用意されている [84]。
    1. 請求書からの情報抽出: 請求書に記載された情報が右側に抽出され、情報としてピックアップされる [86]。
    2. 領収書からの情報抽出: 領収書の写真から、日付、金額、時間などが読み取られる [89]。
    3. 他にもメッセージリーダーや感情分析などの機能がある [92]。
  3. シナリオへの追加: これらのAI機能は、ドラッグ&ドロップでシナリオに追加できる [93]。

2.4. シナリオとチャットボットの作成 [94]

  1. 新しいCopilotの作成: 「Copilot」を選択し、「新しいCopilot」を作成する [95]。
  2. Copilotの設定:
    1. Copilotに任意の名前(例: キャンバ質問回答AI)を設定する [99]。
    2. Copilotが話す言語を日本語に設定する [101]。
    3. 「生成型の回答で会話を強化する」機能は、現時点では日本語では利用できないが、間もなく利用可能になる予定である [102]。
  3. トピックの編集: Copilotが作成された後、左側の「トピック」を選択し、デフォルトで用意されているトピック(例: 挨拶、ありがとうございます)を確認する [112]。
  4. トリガーと会話フローの設定:
    1. デモンストレーションとして、既存のレッスンを例にトリガーフレーズ(例: 「近くの店舗」、「店舗の場所を確認」)が入力されると、会話が始まるフローが示される [116]。
    2. ノードを追加したり、条件分岐を設定したりすることが可能である [123]。
  5. 新しいトピックの作成:
    1. 「新しいトピック」を作成し、トリガーフレーズ(例: 「キャンバAI」)を設定する [126]。
    2. トリガーフレーズが入力された際の質問を設定する(例: 「キャンバAIの何について知りたいですか」) [131]。
    3. ユーザーオプション(例: 消しゴム機能、テキスト生成、画像生成)を設定する [135]。
  6. 外部ツールとの連携:
    1. 条件分岐やコネクタープレビューを通じて、ExcelやSAP、Salesforceなどの外部ツールと連携できる機能が示される [138]。
    2. Salesforceなどの契約がない場合でも、連携するためのインターフェースが表示される [147]。
    3. このような形でチャットボットやシナリオを作成できる [149]。
  7. プレビューとテスト: 作成したCopilotを保存し、プレビュー画面でテストを行う [150]。
    1. 例えば「キャンバAIについて教えて」と入力すると、設定した3つの選択肢が表示され、会話を進めることができる [152]。

2.5. Teamsへの連携 [156]

  1. 連携設定: 作成したボットをTeamsに連携するため、「設定」を選択する [157]。
  2. 公開: 連携したいサービス(今回はTeams)を選択し、ボットを公開する [160]。
  3. Teamsでの利用:
    1. 公開後、「ボットを開く」からWebアプリ経由で、Teamsに「キャンバ質問回答AI」を追加する [164]。
    2. Teams内で「キャンバAIについて教えて」と質問すると、設定した3つの選択肢が表示され、ボットが機能することが確認される [168]。
  4. 社内活用例: 社内で共有できるボットを作成することで、よくある質問への対応やプロジェクトに関する注意事項の共有など、業務効率化と工数削減に繋がる [172]。

2.6. 従来のチャットボットとの違いと生成AI機能の展望 [174]

  1. 現時点での違い: 現時点では、従来のチャットボットとの大きな違いはない [174]。
  2. 差別化のポイント: 差別化のポイントは、元のデータにないような質問に対してもChatGPTのように回答する「生成AI機能」である [176]。
  3. 日本語対応の状況: 生成AI機能は、日本語ではまだ利用できないが、間もなく利用可能になる予定である [178]。
    1. この機能が実装されれば、保有データ(例: 予算データ)を元に、複雑な質問にも回答できるようになり、活用範囲が大幅に広がると考えられる [179]。
  4. 作成の容易さ: 生成AI機能が未実装でも、ドラッグ&ドロップで簡単にチャットボットを作成できる点は利点である [181]。

3. Copilot Studioのメリットとデメリット [182]

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3.1. メリット [183]

  1. 簡単なワークフロー化: ドラッグ&ドロップでノーコードでワークフローを簡単に作成できる [184]。
    1. 外部データとの紐付けも容易である [186]。
  2. 簡単な連携: Teams、LINE、Slackなどのツールに簡単に連携できる [187]。
  3. 多様なデータのインプットが可能: SAP、Salesforce、Office 365(Word、Excel)などのデータをドラッグ&ドロップで簡単にインポートできると見られる [189]。

3.2. デメリット [191]

  1. 生成AI機能が未利用: 現時点では生成AI機能が利用できない点が、従来のサービスとの差別化において弱い部分である [192]。
    1. 今後追加予定であり、実装されればメリットに転じる可能性がある [194]。
  2. 料金が高い: 現在は無料の試用期間だが、有料化すると1ユーザーあたり月額約4,200円かかるため、導入の判断材料となる [195]。