1. Notionの概要と特徴 [0]

thumbnail Notionは、メモ、タスク管理、情報共有を一つにまとめた「とても便利なメモ帳」であり、基本的な機能は無料で利用でき、多様な端末で同期されるため、個人利用からチームでの利用まで幅広く活用できる。

1.1. Notionとは何か [8]

  1. 一言で表すと「とても便利なメモ帳」 [9]
    1. Evernote(Web上でメモが取れるノートアプリ)とTrello(複数人で共有できるタスク管理アプリ)の機能を合わせたものに近い [10]
    2. ノートを取る機能とタスク管理・複数人での共有機能を兼ね備えている [16]

1.2. Notionの主な特徴とできること [17]

  1. 基本無料で利用可能で、複数端末で同期される [18]
    1. iPhoneで編集した内容がWindowsやMacのNotionに即座に反映される [19]
  2. 他の人とのページ共有が簡単 [22]
  3. 非エンジニアでもデータベースを簡単に利用できる [22]
  4. Notion AIが利用可能 [23]
    1. ChatGPTと似たような機能がNotion上で使える [24]
  5. 具体的な活用例 [25]
    1. プライベートでの利用 [26]
      1. 読書管理:読んだ本の記録や評価をデータベースで管理できる [27]
      2. 日記:5年以上日記を一つのデータベースで継続しており、過去の振り返りに便利 [29]
    2. 仕事やチームでの利用 [32]
      1. プロジェクト管理:ガントチャート形式でプロジェクトの進捗を確認できる [33]
      2. 会社内の情報管理:ポータルページを作成し、社員間で情報を共有できる [33]
      3. 複数のツールをNotion一つに集約できるため、ツールがばらける問題を解決できる [34]

1.3. Notionで「できないこと」と「おすすめしないこと」 [37]

  1. 複雑な表計算はExcelやGoogleスプレッドシートがおすすめ [40]
    1. Notionでも簡単な計算は可能だが、複雑な計算や1円単位の正確性が求められる場合は不向き [41]
    2. 事業の予実管理や本格的な家計簿にはExcelやスプレッドシートが適している [43]
  2. ファイルの管理はDropboxやGoogleドライブなどのオンラインストレージツールがおすすめ [45]
    1. Notionにファイルをアップロード・ダウンロードはできるが、検索や一覧表示、一括ダウンロードがしにくい [46]
    2. 写真アルバムも作成できるが、一括ダウンロードができないため時間がかかる [48]
  3. チャットのようなリアルタイムなやり取りはSlackがおすすめ [49]
    1. Notionにもコメント機能はあるが、Slackのようにリアルタイムでのやり取りや検索機能が限定的 [52]
    2. Slackはチャット機能に特化しており、ユーザーインターフェースがチャットのしやすさに全振りされている [51]
  4. 「餅は餅屋」の精神で、適切なツールを選ぶことが重要 [37]
    1. Notionで仕事の8割は完結するが、残りの2割は他の専門ツールと組み合わせるのが良い [38]

2. Notionの基本構造と操作方法 [57]

thumbnail Notionはアカウント(土地)の中にワークスペース(家)を複数作成でき、各ワークスペースはサイドバー、トップバー、ページで構成される。ページ内では「ブロック」が最小単位の要素であり、ブロックハンドルやスラッシュコマンドを使って効率的に操作できる。

2.1. アカウントとワークスペースの概念 [58]

  1. Notionアカウントの作成 [58]
    1. 無料で作成可能 [59]
    2. Notionのホームページから「ログイン」を選択して作成する [60]
  2. ワークスペースの概念 [63]
    1. アカウントとワークスペースは「土地と家」に例えられる [67]
      1. アカウントは「土地」であり、無料で作成できる [68]
      2. 土地の中に複数の「家」(ワークスペース)を建てることができる [70]
      3. 例:プライベート用、会社用、友人とのプロジェクト用など [72]
    2. ワークスペースの中に「チームスペース」(間取り)や「ページ」(部屋)を作成できる [72]
    3. 個人利用の場合、アカウントは一つ、ワークスペースも一つで十分 [74]
      1. 例外:会社経営者など、用途を明確に分けたい場合は複数ワークスペースを持つこともある [76]
  3. 料金プラン [79]
    1. 基本的にはフリープランで十分 [81]
    2. 多くの人を招待したい場合はプラスプラン以上を検討する [82]

2.2. Notionのインターフェースと日本語化 [84]

  1. Notionの日本語化 [84]
    1. 設定画面の「言語と地域」から「日本語」に変更する [87]
    2. 英語表示が直らない場合は、一度英語に変更してから再度日本語に戻すと確実に日本語になる [88]
  2. Notionの全体構成 [89]
    1. サイドバー:ワークスペース全体に関わる情報や設定が含まれる [90]
    2. トップバー:ページに関する情報が表示される [90]
      1. 例:現在のページの階層表示、共有、コメント、履歴、お気に入り追加などのカスタマイズ [95]
    3. ページ:メインでコンテンツを扱う部分で、カスタマイズ時間の9割以上を占める [90]

2.3. Notionの基本操作:ページとブロック [98]

  1. 新しいページの作成 [103]
    1. サイドバーの「+」ボタンをクリックすると新しいページを作成できる [106]
  2. テキストの入力とブロックの概念 [108]
    1. Notionでは一つ一つの要素を「ブロック」と呼ぶ [110]
    2. テキストを入力すると新しいブロックが作成される [111]
    3. Enterキー(MacはReturnキー)を押すと新しいブロックが作成される [114]
    4. Shiftキーを押しながらEnterキーを押すと、同じブロック内で改行できる [116]
      1. ブロックは単位で移動できるため、同じブロック内で改行することで一つの塊として扱える [118]
  3. 文字の装飾 [122]
    1. 装飾したい文字をドラッグして選択するとツールバーが表示され、太字、イタリック体、下線、打ち消し線などが適用できる [123]
  4. ブロックハンドル(6個の点とプラスアイコン)の操作 [126]
    1. プラスアイコン:新しいブロックを作成する [128]
      1. Notionには多くの種類のブロックが存在する [130]
    2. 6個の点(ブロックハンドル):ブロックの移動や変更を行う [134]
      1. ブロックの移動:クリックした状態でドラッグすると、ブロックを上下左右に移動できる [135]
        1. 複数列のレイアウトも可能 [140]
      2. ブロックの変更:「ブロックタイプの変換」から他のブロックタイプに変更できる [143]
  5. よく使うブロック [147]
    1. トグルブロック:コンテンツの表示と非表示を切り替えることができる [148]
      1. 三角のアイコンをクリックすることで、コンテンツを隠したり表示したりできる [153]
    2. テーブルブロック:シンプルな表形式のテーブルを作成し、情報を整理するのに便利 [157]
    3. コールアウトブロック:四角で囲まれた文章を作成し、文章を目立たせる [161]
      1. レイアウトの品質を向上させる上で非常に重要 [164]
  6. 効率的なブロック作成:スラッシュコマンドとマークダウン記法 [165]
    1. スラッシュコマンド:スラッシュ(/)を入力するとブロックの候補一覧が表示され、選択して作成できる [165]
      1. スラッシュの後にブロック名を入力すると、候補を絞り込んで素早く作成できる [168]
    2. マークダウン記法:特定の記号と半角スペースを入力することで、キーボードだけでブロックを作成できる [171]
      1. 例:>(ダイナ記号)+スペースでトグル、#+スペースで見出し、-+スペースで箇条書き [172]
      2. 上級者向けのテクニックだが、覚えておくと便利 [175]

2.4. データベースの基礎 [181]

  1. データベースとは [181]
    1. 同じ性質を持ったデータの集合体 [182]
    2. Notionのページ設計の中心となる重要な概念 [183]
  2. データベースの作成と活用例 [184]
    1. スラッシュコマンドで「データベース」と入力して作成 [188]
    2. 箇条書きの情報をドラッグ&ドロップでデータベースに変換できる [190]
    3. プロパティ機能でデータを分類・整理 [191]
      1. 例:日付プロパティで読んだ日付を入力、セレクトプロパティで評価(星1~5)を選択 [192]
    4. 他のアプリケーションでは時間がかかる作業もNotionでは一瞬でできる [198]
  3. データベースの応用 [199]
    1. 読書管理の例:読んだ本、読んだ日付、評価などをデータベースで一元管理できる [199]
    2. データベースをマスターすることでNotionの世界がさらに広がる [201]

3. Notion AIと便利機能 [206]

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Notion AIは、Notion内の情報に基づいた回答や、大規模言語モデルによる情報生成が可能であり、テンプレートの複製やページのWeb公開機能と組み合わせることで、Notionの利便性がさらに向上する。

3.1. Notion AIの活用 [206]

  1. Notion AIの概要 [206]
    1. ChatGPTの登場をきっかけにNotionにも追加されたAIツール [207]
    2. 月額1,350円の追加料金が必要 [208]
  2. 生成AIとしての活用(Notion AIの画面上でプロンプトを入力) [210]
    1. スペースキーを押すとAIに質問できるプロンプト入力欄が表示される [212]
    2. 例:ダミーの人物データをテーブル形式で出力する [214]
    3. 他のAIツール(ChatGPTなど)の方が性能が良い場合がある [221]
      1. 生成AIとしての活用は、他のAIツールと組み合わせる方が良い場合もある [222]
  3. Notion内の情報に基づいた情報検索(Notion AIのサイドバーからチャット形式で質問) [223]
    1. NotionのサイドバーにあるNotion AIをクリックするとチャット形式のウィンドウが表示される [224]
    2. Notion内のデータを参照して回答を生成する [226]
      1. 例:親知らずを抜いた時期を質問すると、Notion内のブログやタスク管理の情報を参照して回答する [226]
    3. Notion内に情報がない場合は、大規模言語モデル(LLM)が知っている情報を元に回答する [231]
      1. 例:新しいMacBook Airの性能を質問すると、GPT-4やClaudeなどの情報に基づいて回答する [231]
      2. 回答は正確だが、情報が古い場合があるため注意が必要 [238]
  4. Notion AIのまとめ [240]
    1. 生成AIとしての活用も可能だが、Notion内に蓄積された情報を元に回答させる使い方が非常に便利 [240]
    2. Notionに多くの情報を残している人には課金を検討する価値がある [240]

3.2. テンプレートの複製 [241]

  1. テンプレート機能とは [242]
    1. 他の人が作成したNotionページを自分のNotionにコピーして利用できる機能 [243]
    2. 無料・有料のテンプレートがあり、無料でも高品質なものが多い [244]
  2. テンプレートの複製方法 [245]
    1. テンプレートとして配布されているURLを開き、右上にある「複製」アイコンをクリックする [246]
    2. 青いボタンをクリックすると、テンプレートが自分のNotionにダウンロードされる [247]
  3. テンプレートの入手先 [249]
    1. Notionマーケットプレイス:Notion社が承認した高品質なテンプレートが多数掲載されている [249]
    2. 個人のクリエイターが配布するテンプレート:Notionアンバサダーなどが作成・配布しているものも多い [255]
    3. ブログサービス(例:note):Notionテンプレートのタグで検索すると、無料・有料問わず多くのテンプレートが見つかる [258]

3.3. ページの共有と公開 [261]

  1. 共有機能(ゲスト共有) [264]
    1. 特定のページに他のNotionユーザーを招待する機能 [265]
    2. 「家」の例えで「別の人の家の人をこの家に入ってもいいですか?」と招待するイメージ [266]
    3. 料金 [268]
      1. ゲストは何人招待しても料金はかからない [268]
      2. フリープランでは10人まで、有料プランでは100人まで招待可能 [269]
    4. 権限 [272]
      1. ゲストは招待された特定のページのみアクセス可能で、他のページには行けない [273]
    5. 招待方法 [275]
      1. ページの右上にある「共有」ボタンから、招待したい人のメールアドレスを入力して招待する [275]
      2. 招待された人はメールのリンクからページにアクセスできる [278]
    6. 招待時の注意点 [279]
      1. 招待画面で「スキップ」を選択し、メンバーにアップグレードしないように注意する [281]
    7. ゲストの権限設定 [287]
      1. フルアクセス、編集、コメントなど、ゲストに許可する操作範囲を設定できる [288]
  2. 公開機能(Web公開/Notionサイト) [290]
    1. 特定のNotionページをインターネット上に公開し、URLを知っている人なら誰でも閲覧できるようにする機能 [291]
    2. 「家」の例えで「家の屋上だけをどんな人にも解放します」というイメージ [293]
    3. 権限 [296]
      1. 基本的に閲覧のみだが、編集を許可することも可能 [296]
    4. 公開方法 [297]
      1. ページの「共有」ボタンから「Web公開」を選択し、「公開」ボタンをクリックする [297]
    5. Web公開の応用 [302]
      1. テンプレート機能:Web公開されたページを「テンプレートと複製」の状態にすることで、他の人が複製できるようになる [303]
      2. マネタイズ:Notionのテンプレート販売や有料記事の一部として活用できる [304]
    6. 独自ドメインの設定 [305]
      1. Web公開したページのURLの一部(サブドメイン)や、オリジナルの独自ドメインを設定できる [305]
      2. 会社で運用する場合などにおすすめ [308]

4. Notion学習とサポート [312]

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Notionの学習を深めたい個人や、企業への導入を検討している法人向けに、Notion大学コミュニティや導入支援サービスが提供されている。

4.1. 法人向けNotion導入サポート [314]

  1. サービス内容 [315]
    1. 会社へのNotion導入を支援し、不足している部分や学習時間を巻き取るサービス [315]
  2. 料金 [316]
    1. 最安プランで10万円未満から利用可能 [316]

4.2. 個人向けNotion学習コミュニティ「Notion大学」 [317]

  1. コミュニティの概要 [317]
    1. Notionアンバサダーが運営するNotion学習コミュニティで、会員数が500名以上 [317]
    2. 多くの知見が集まり、Notionに関する疑問を解決できる場 [319]
  2. 主な特徴 [319]
    1. 24時間いつでも質問できる質問版 [319]
      1. 1日に2~3件の質問が投稿され、半年で300以上の回答が蓄積されている [320]
    2. 高頻度で開催される勉強会 [322]
      1. Notionページの深掘り会、SNS講座、デザイン勉強会など、多様なテーマのイベントが開催される [323]
    3. Notion学習ロードマップ [325]
      1. ブロックの基礎からデータベースの応用まで、解説動画と小テストがセットになったロードマップ [325]
      2. 課題を提出するとプロが添削してくれるため、実践的にNotion力を高められる [326]
  3. その他のメリット [328]
    1. 100本以上のアーカイブ動画や、過去の有料セミナーのアーカイブ動画も視聴可能 [328]
    2. 月額3,000円未満の参加費で、これらのコンテンツにアクセスできる [328]
  4. 料金に関する補足 [329]
    1. 現在の価格は確定ではないが、入会した時点の価格で継続利用できる予定 [329]